【その根拠や理由をあわせて聞く】
情報がたくさんあるほど、医師は診断をつけやすくなります。検査途中は、いろいろな可能性を考えて情報を集めている段階です。ある病気の可能性が高いと考えていても、検査をする中で、くつがえることもあります。また、検査は、毎回同じ結果とは限りません。
医師の診断が違う場合、患者さんには混乱が生じるかもしれません。
現在かかっている担当医が、患者さんのこれまでの検査結果や受けた説明を把握していれば、担当医はどの点に関して、どういう理由から、以前の診断と異なるということを患者さんに説明できると思います。多くの場合、結果だけを聞くより、その根拠や理由を合わせて聞いた方が理解できます。
患者さんができることは、担当医が多くの情報をもとに診断できるように、ご自身の体の情報をきちんと伝えることです。セカンドオピニオンを受ける時だけでなく、転院する時も、これまでの経過がわかる紹介状(診療情報提供書)、検査結果を持っていくようにしてください。
