病理診断科 医師募集
病理診断科の紹介
静岡がんセンター病理診断科では、常勤病理医数名を募集しています。
採用条件
若手から中堅まで、専門性のあるなしにかかわらず、幅広く求めています。
仕事内容
1.病理診断
- がんに特化した病院ですので、各種がんの症例が豊富です。
2021年の手術件数(病理件数、ほとんど(悪性)腫瘍です)
胃: 256例、大腸:667例、肝胆膵:375例、内視鏡(主にESD):853例、
呼吸器:416例、乳腺:478例、婦人科:373例、泌尿器:243例、脳:122例、
頭頸部:421例、皮膚:205例
生検:12,097件 うち迅速診断:1,350件
細胞診:12,151件
剖検:3件
- 臓器ごとに担当する病理医を決めていますが、複数の病理医で共同して診断をしています。また、全ての診断をダブルチェック体制で行っています。
- 若手、特に専門医の資格を持っていない病理医には各臓器をローテーションしてもらっています。
2.ゲノム医療
- 当院はがんゲノム中核拠点病院に指定されています。このため、当院だけでなく、複数の連携病院から検査依頼されたパネル検査を含め、多くの症例を毎週エキスパートパネルでディスカッションしています。病理診断科は提出する検体のチェックだけではなく、見つかった遺伝子変異に対応する免疫染色を行い、エキスパートパネルに望んでいます。
- また、今年度から「AMED革新的がん医療実用化研究事業」に参加し、手術検体のwhole genome sequence解析を行い、エキスパートパネルを介して患者に還元する研究が開始されています。病理は生検体の採取からエキスパートパネルへの参加を求められています。
- 当科では分子病理専門医3名が在籍しており、今年度の試験では3名が合格しました。
3.研究
- 2002年開院以来の全ての病理標本(ブロック、プレパラート)が保管され、いつでも誰でも使用できるようなシステムになっています。
- 豊富な病理標本を用いた治験、臨床研究、個人研究が、病理医・臨床医により盛んに行われています。
- 実験的な研究(細胞培養、遺伝子工学など)が可能です。研究所に病理診断科の実験室があり、また、研究所内の機器も使用できます。
- 当センターのマルチオミックスプロジェクト (Project HOPE) に登録された患者さん(現在約5,000例)のがんゲノム情報や遺伝子発現データの閲覧・使用が可能です。
- 連携大学院制度(慶応大学、日本大学)があり、勤務をしながら大学院生として研究が可能です(交通費・学費支給あり)。実際、2021年度は、慶応大学院生の常勤病理医が1名、長崎大学、東京慈恵医大大学院生の非常勤病理医、各1名が卒業します。
4.待遇
- フルで勤務を希望する医師は常勤医のポストがあります。また、レジデント制度もあり、病理診断科の場合は病理習練医として、学ぶこともできます。いずれも、静岡県の医療職として十分な給与が支払われます。アルバイトは禁止です。
- 完全週休2日制度。週末解剖当番が2ヶ月に1回あり。
- 住居は宿舎または借り上げアパート。手当あり。
- また、当院は富士山が近く、自然に恵まれた住みやすい環境です。
興味のある方は見学に来て下さい。
応募資格等
1 応募資格等 | 病理診断を専門とし、病理専門医の資格を有するまたは取得見込みのある医師。40歳以下が望ましい。 |
2 採用予定日 | 応相談 |
3 病院概要(R6.4.1現在) | 病床数615床 医師数248名(常勤スタッフ154名、チーフレジデント29名、レジデント他65名) |
4 身 分 | 地方公務員(静岡県職員) |
5 配 属 | 静岡県立静岡がんセンター 病理診断科 |
6 待 遇 | 県給与条例(医療職給料表)等による医師経験年数を考慮して職位等を決定 |
7 選考方法 | 書類及び面接選考 |
8 その他 | 受動喫煙対策:有り(敷地内禁煙) |
お問い合わせ
静岡県立静岡がんセンター 総務課企画人材班
電話:055-989-5743(直通) ● E-mail:[email protected]
お問い合わせフォームは こちら