自分の助言集をつくる
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抗がん剤治療の目的として『転移予防』という説明を受けたとのことですが、あなたが十分に納得できるまで、詳しい内容を聞くことができなかったのかもしれません。本から知識を得ることは大切ですが、そこで得られる知識はどうしても一般論になります。あなた自身の治療については、あなたの担当医に確認することが大切です。
あなたは『効果』という言葉で、具体的にどのようなことを頭に思いうかべているのでしょうか。あなたが考えている『効果』と、担当医が予想している『効果』が重なっているかどうかが大切だと思います。
抗がん剤治療の目的が『転移予防』なのであれば、例えば、抗がん剤治療を行った場合と行わなかった場合で、どの程度、転移の可能性に差が出るのか、確認してみてはいかがでしょうか。きちんと説明を受けることで、もう一度納得した気持ちで治療を続けていくことができるかもしれません。
あなたは現在、抗がん剤治療の副作用症状で悩んでいるからこそ、本に書いてあった言葉にこころが揺れているのかもしれません。
もしそうなのであれば、どのようなことで悩んでいるか、担当医に具体的に伝えて相談してみてください。抗がん剤治療は、副作用症状への対処という点でも進歩しています。“抗がん剤治療を受けるんだから、つらくて当然”と思いこんだりしないで、ぜひ一度、担当医につらさを打ち明けてみてください。
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