自分の助言集をつくる
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がんに有効な治療であっても、体全体の負担が大きいと考えられた場合には、治療を続けられないことがあります。
薬の量や使い方、患者さんの病状によって、現れる作用・副作用は異なってきます。無理に治療を続ければ、患者さんにとっては体全体への負担が大きく、危険な場合もあります。がんのことだけではなく、各臓器の状態等も大切です。
経過をみながら、今後の治療について、担当医とよく相談してください。
薬の影響で肝臓の機能が低下する場合があります。そのため治療中も血液検査をして、肝臓の機能を確認しながら治療を進めます。薬の影響であれば、中断することで機能が回復してきます。
薬の中断や再開に関しては、担当医が患者さんの体の状態を総合的にみて判断します。自覚症状が乏しかったり、具体的な注意点がなかったりするために、余計に心配に思われるかもしれません。回復の具合や、これからの治療の見通しといった心配な点について担当医に質問し、説明を受けましょう。
体だけでなく、こころにもつらさはたまります。体とこころのバランスをとっていくために、こころの方も時々たまってきたつらさを外に出してあげる必要があります。こころの中のつらい部分のガス抜きをすれば、きっとこころの負担が軽くなります。
こころのガス抜きは、つらいと感じていることを、言葉にして出してみることです。ご家族や何でも話せる友人、同病者、あるいは看護師、相談室の相談員などに、ご自分の気持ちを話してみましょう。人に聴いてもらうことで気持ちが少し楽になると思います。
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