自分の助言集をつくる
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治療に関して不安を覚えたり、ご自分の未来を思いつらくなったりしても当然かもしれません。気分が落ち込んでいるときには、さらに悲観的なほうに物事を考えたり、過去のつらい体験を思い出したりするものです。
ただ、気持ちを切り替えることも大事なことだと思います。
これから受ける治療は、現段階で、総合的に、最善だと判断した治療だと思います。治療について分からない点があれば、担当医に確認することが大切ですが、先のことはそのときに、先生や家族と相談して自分にとって一番よい治療を受けるんだと考え、今どのように過ごすかを考えていくようにしてみましょう。
不安が強く、とてもつらいとき、自分の気持ちを受けとめてくれる人、家族や何でも話せる友人に、不安に思っていることや揺れる思いを聴いてもらうことも気持ちを楽にします。一人でつらさを抱え込まないで、周囲の人に話してみましょう。泣いてしまってもかまいません。
また、口にしなくても、ふっと自分を心配し気遣う周囲の人々の思いが感じられたとき、一人ではない、と感じて温かい気持ちになれます。そんな時間が、ほんの少しでも気持ちを楽にしてくれると思います。
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