自分の助言集をつくる
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通常の医薬品は、厳密な実験によって、効果と安全性が確認された上で使用されます。
一方、健康食品はあくまでも食品です。その中には、効果や安全性が十分に確かめられていないものも含まれています。また、特にがんについて言えば、健康食品に、がんの進行を抑えたり、がんを治したりする効果が確認されたことは、これまでにありません。
あなたが健康食品の利用を自分だけで決めないで、担当医に相談したことは、とてもよい判断だったと思います。
それに対して、あなたの担当医が「わかりません」と言ったのは、あなたの体にその健康食品がどのような影響を及ぼすのか、明らかになっていなかったからなのかもしれません。あなたを『見放した』わけではないと思います。
大切なことは、あなた自身が納得して、これからのことを決めることです。
決断が簡単にできないこともあると思います。そんな時には、誰かと話すことで、気持ちが整理できることもあります。
家族や親しい友人、おかかりの医療機関(病院など)の相談室やがん診療連携拠点病院の相談支援センターにいる相談員に、気持ちを打ち明けてみてください。
また、“自分自身と話す”ことも大切です。大切な決断の前には、時間を作って、静かな場所で、自分自身に気持ちを問いかけてみましょう。ノートに思いを書き出してみることも、気持ちの整理に役立つことがあります。
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