自分の助言集をつくる
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担当医が変わると、患者さんはどうしても以前の医師と比較してしまうと思いますし、前の医師と強い信頼関係、人間関係ができていればなおさらです。患者さんにとって、担当医は自分の命を預ける人間でもありますから、担当医の交代は、不安や心配も強いと思います。ただ、気持ちを切り替えてみると、新たな医師との出会いが、強い信頼関係をもてる人間(医師)との出会いになるという可能性もあります。
気持ちを切り替え、これから先も、新しい担当医と信頼関係を築き、何でも相談できる関係になるために、行動してみましょう。
最初は、患者さんも緊張してしまい、診察時の医師の一挙一動に敏感に反応してしまうかもしれませんが、担当医も、引き継いだ患者さんを一生懸命みていくつもりのはずです。
聞きたいと思いながらも、診察時になるとうまく切り出せないということであれば、あらかじめ「こういう点を聞きたい」ということをメモで箇条書きにして、それを見ながら聞いてみましょう。
ただし、治療法についての話となると、別に時間をとる必要があるかもしれません。そうであれば、「治療について、先生にお話を聞きたいのですが、どこかで時間をつくってもらえないか」と聞いてみましょう。たとえば、そういった面談の時間であれば、外来時間の最後の方が時間がとれるからというように、医師の方でも日にちや時間を調整してくれるかもしれません。
もし、どうしても新しい担当医に切り出しにくいということであれば、外来通院中であれば外来の診療科の看護師に相談してみましょう。担当医が変わっても、看護師や他の医療スタッフなど、あなたのこと、あなたの病気や治療のことをよく知っている人もたくさんいると思います。新しい担当医との関係に最初の一歩が踏み出せないようでしたら、こういったあなたのサポーターに相談してみましょう。
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