自分の助言集をつくる
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入院に際し保証人が必要になったり、治療や検査の前に、同意書へのサインに家族等のサインが必要な場合があります。
もしかしたら、そのような場面で不快に思うような出来事があったのかもしれません。
身寄りがいなくても、自分ではここまで問題なく社会の中で自分の力でやってきたのに、と自分の存在価値が揺らいだり、プライドが傷ついたと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
こういった手続きは、医療機関内の規則で決められていていることが多く、それぞれの事情にあわせた柔軟性がないと感じる方もいらっしゃるようです。
入院などの際の保証人に関しては、
◎金銭的な保証
◎緊急時(何か緊急に連絡が必要なとき)の連絡先
の大きく2つの意味合いを持っていることが多いのではないかと思います。親しい友人であっても、保証人となると、頼みにくいと感じるかもしれませんし、仕事場の方に頼むのもちょっと・・・という気持ちも抱きやすいものです。
このようなことで、困ったことがあればおかかりの病院の相談窓口等にいる医療ソーシャルワーカーに相談してみましょう。医療ソーシャルワーカーは、病気等により生じた生活上の問題を解決するお手伝いをする専門職の一つです。ただし、残念ながらすべての病院に医療ソーシャルワーカーがいるわけではありません。そのような場合は、がん診療連携拠点病院の相談支援センターで相談してみてもよいでしょう。
一番良いのは、接し方等で問題があると感じたら、率直に、できるだけ感情を交えず、冷静に相手に問題があると思ったと伝えることです。相手が何気なくいった言葉が、あなたを深く傷つけたのかもしれませんが、相手はその事実に気付いていない場合もあります。
また、説明をした相手は、保証人や同意書のサインなどの際、何らかの事情で困った方の事例をいくつか知っていたかもしれませんが、あなたがそのことで困っていると気づいていないのかもしれません。
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