自分の助言集をつくる
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眠れない状態が続くことは、とてもつらいことです。
がんと診断されることは、誰にとっても大きな衝撃です。検査の苦痛や、入院という環境の変化、病気の程度やこれから受ける治療に対する不安などが重なって、こころが不安定になることは、がんにかかった多くの方が経験することです。
ラジオを聞くことは、気分転換の効果があります。しかし、根本的な不安を解消するための方法として最適といえるでしょうか。
夜間にラジオを聴いている姿を見た看護師は、滞りなく治療が受けられるように、心身を整えるため、きちんと睡眠をとってほしいと思ったのかもしれません。または、病院の消灯時間が早いため、入院して間もないときは日課に合わせることが難しく、環境の変化による一時的な不眠の可能性があると考えたのかもしれません。または、大部屋の場合、イヤホンが何かの拍子に抜けて、睡眠中の患者さんの睡眠を妨げてはいけないと共同生活を考えてのことかもしれません。
不安の解消法としては、コミュニケーションをとることが一番です。
ラジオの件も、お互いにその理由を伝えあっていれば、行き違いが避けられたと思います。
あなたが不安に思っていることを、医師や看護師に話してください。
治療についての不安は、専門家である医師の説明を受けることで、解消されていくと思います。自分の頭の中でうまくまとまらない内容でも、誰かと話すことで自分の気持ちに気づいたり、整理することができます。
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