自分の助言集をつくる
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つらい体験が続くと、気持ちは沈みがちになり悲観的な思いにとらわれやすくなります。これは、こころの悲鳴だと思います。気持ちが沈みがちになることも、悲観的な思いにとらわれやすくなることも、患者さん自身が悪いわけではありません。
ただ、こういう気持ちをもち続けていると、こころも重くなってしまいます。少しその重さを軽くするために、こころの専門家(精神腫瘍科医、心療内科医、精神科医、臨床心理士、心理療法士、リエゾンナースなど)、病院の相談室、あるいはご家族にご自身のつらい気持ちを話してみてください。聞いてもらうというのは、こころが少し楽になる方法の一つです。
人間は、人生のいろいろな場面で、自分の生と死を考えることがあります。どういう生き方をするかは、なかなか自分の思い通りにはならないものです。ただ、生きる意味は日常生活のさまざまな出来事や人と人とのふれあいの中で意識し、生きているというのはいろいろな場面で感じることができると思います。
患者さんによっては、今まで無意識に過ごしていた時間や出来事の一つ一つが自分にとってかけがえのない大切なものになり、その中で希望を見いだす方もいらっしゃいます。
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