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子宮体がんの検査が必要な理由について不明な点があれば、担当医に確認してみましょう。
アリミデックスは、アロマターゼの働きを抑え、女性ホルモンの1つであるエストロゲンを減らして、乳がん細胞の増殖を抑制するお薬です。閉経後の患者さんでホルモン受容体が陽性の場合に使用します。アリミデックス内服時、まれに性器出血がみられることがあります。割合は0.1から1%未満と言われています。もし性器出血があった場合は、担当医に伝えましょう。
抗エストロゲン剤のタモキシフェンを長期間のんでいるときには、子宮内膜がんの発生危険率がわずかに高くなるという報告もあります。ただし、その割合はもともと800人に1人くらいの子宮体がんになる可能性が、800人に2~3人に増えるというものです。また、もしタモキシフェンでがんになってもほとんど早期がんで子宮体がんによる死亡率が増えることはないといわれています。
タモキシフェンをホルモン感受性早期乳がんの患者さんに術後療法として5年間使用することで、再発率や死亡率が減少することが調査の結果わかっており、タモキシフェンは乳がんの術後療法として何も治療しない場合と比較して有用だといわれています。
治療は患者さんにとって有益となる点と副作用や危険性などのマイナスの点をみながら検討し、その患者さんの状況にあった治療方法を検討していきます。そして、治療が開始された後は、治療の効果や副作用の出方をみながらすすめていきます。
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