「がん体験者の悩みQ＆A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

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10.2.1.1過去に受けた検診・診断・治療に対する不満

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　 しこりに気づき、すぐ病院でマンモグラフィーと超音波検査を受けたが異常なしと判定された。その半年後、オレンジ皮症状と激痛が乳房に走り、即入院手術となった。なぜ半年前に組織検査をしてくれなかったのかと今も悔しい思いをしている。
　 市の定期検診や病院での胃カメラ、バリウム、婦人科検査などでも異常がなかったが、結果的に尿の方のがんだとは気づかないで放っておかれたためがんが進んでしまったのではないかと思う。
　 自覚症状があり病院へ行ったにもかかわらず、誤診され、がんを進行させてしまった。あのときの無念な気持ちを今も忘れることができない。
　 がん術後の定期検査をちゃんと受けていたにもかかわらず、腰痛の原因が4か月わからず、他の病院で転移と診断され納得できなかった。
　 症状が出てから、複数の病院を回ったが、時間がかかり、病状判断が大変お粗末だった。
　 以前の病院でがんではないと言われ安心していたが、別の病院でがんであると宣告を受け、治療が遅れたことを悔やんだ。
　 ずいぶん前から身体の不調を医師に伝えていたのに、きちんと調べてくれなかったので恨んだこともある。
　 私は子どもを3人ほしかったので、子宮全摘手術と聞いた時は絶句状態で、手術当日まで泣いて過ごした。そして「どうしてもっと早く検査をしてくれなかったのか」と産婦人科の医師も恨んだ。
　 早期に診察を受けたにもかかわらず、医師が病気の診断法がわからず時間が経過してしまい、診断された時には予想以上に進行していた。
　 診断が変わり、病院を転院することになったことに悩んだ。

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