「がん体験者の悩みQ＆A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

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12.1.2.4再発や新たな転移に伴うつらさや怖れ

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　 これ以上転移が広がったらどうなるのか心配だ。
　 転移がみつかり手術できないことが分かった時、果たして治療だけでどこまで治すことができるのか不安になった。
　 腹部に1つ増えたらしく、毎日寝たり起きたりの日々だ。
　 転移し、手術を受けてから、母が異常に心配性で「自分より早く死んだら困る」と健康食品などあれこれ強要され、精神的にまいった。その後も転移やトラブルが起こるたびに、母の対応に苦慮している。
　 再発では西洋医学には限界があると言われるが、代替医療に託していいのか迷った。セカンドオピニオンも行ったが両方の意見をどう処理したら良いか難しく、患者の選択が重い決断で神様にすがりたいような感じだった。
　 退院時に医師から「3年で再発しなければ5年は大丈夫」と言われていたので、2年で再発した時は、“早いな、だめかな”と思い、覚悟を定めざるを得ないと考え、病としっかり向き合いながら厳しく闘うと宣言した。
　 3年後に同じ場所に再発し、抗がん剤治療を続けなければならず、薬を飲むと体調が悪くなるが飲まないと再発するかもしれないし、どちらが良いかわからず悩む。
　 「転移していない」と聞かされていたのに、再発したことでまた手術で息苦しい生活になるのかと心配した。
　 がんが再発し、定期検査、通院、薬代の医療費が今までに比べ倍近くなったため負担に思える。
　 転移した時はがっかりしたが、その時点で会社を辞め治療に専念することにした。医療費が高く、その上収入もなくなってしまい心配だ。

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