「がん体験者の悩みQ＆A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

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5.2.1.1医師の説明不足

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　 リンパ浮腫について悩み、先生や看護師に聞いても「仕方がない」と言われた。
　 将来的に出る可能性のある症状や身体の変化についての説明がほしかった。
　 インフォームド・コンセント等の説明が全くといってよいほどなかった。仕方なく、月刊誌や参考書を購入し、本を主治医とした。
　 病気について知識がなく、何もわからない自分にとっては、どういう状態なのかということをもっとわかりやすく詳しく説明してほしかった。
　 主治医の一方的な意見に悩んだ。
　 最初の先生は、「こんなにしてきて」と言ったきり、私がこれからどうしたらよいのか聞き返しても、何の答えもなかった。
　 手術を受けたが、その時はハルステッドという言葉を知らず、がんを取るという説明だけだったので、術後の傷跡を見てびっくりした。
　 当時は、乳房温存療法がささやかれていたが､受けられなかった。近頃の新聞などで乳房温存療法が主流になってきている記事を読むと何とも言えない気持ちになる。
　 手術後の抗がん剤はつらく、何度も主治医に聞くが、はっきり何回の抗がん剤投与と言わないまま続けられた。
　 医師の説明が不十分で不信感を抱いた。医者と患者は対等だとよく聞くが、決してそのようなことはなく、いつも医師の顔色を気にしている自分が惨めに思えた。

がん体験者の悩みQ&A

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