「がん体験者の悩みQ＆A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

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9.1.1.1医師の言葉や態度

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　 医師からは病気についての説明が少なく、短すぎて事務的だった。
　 ホルモンバランスの崩れにより、体中、虫がはいずり回るような気持ち悪さ、頭の毛一本一本の毛根に虫がいるような感じがあった。婦人科の先生に症状を言ったらふきだしてしまった。じっと耐えていた。
　 腸のおさまりがなかなかで、3か月は違和感があった。先生に話しても神経質だねと軽くあしらわれ不安だった。
　 術後の痛みが激しかったが、手術を行った外科医は全く無関心でペイン・スペシャリストにたらい回しにされただけ。1番つらかったのは「痛みは人それぞれ感じ方が違う」という発言で、あたかも私が痛みを想像しているかのように扱われた。
　 患者仲間が亡くなったり、再発したりし、自分も3度目の抗がん剤治療で通院しているが、先が不安で精神的に何となく落ち込みが多くなり、つい暗い気持ちになる。医者の対応も何か冷たく思える。
　 大学病院が忙しいのは分かるが診察が医師の機嫌に左右されることがあり、不愉快で心も開けず言いたいことがあっても言葉を飲み込んで出てきてしまうことが多い。
　 手術の後遺症でそけい部にリンパのう腫が目立ち、とても嫌だが医師は命が助かればそのくらいは文句を言うなという姿勢で、どうすればよくなるかは考えてくれない。
　 同室の患者が担当医の心無い言葉や態度に傷つき恨みながら亡くなっていくのを見た。
　 咳がひどく診察を頼んだが、「咳ごときで来るな。近くの開業医で診てもらえ」と医者に言われたことがショックでどうしたらよいかわからず悩んだ。
　 自分の都合で病院を替えたが、現在の医師より「最初から診察してないから責任がもてない」「再発、転移を早く見つけても予後には変わりがない」と言われ悩んだ。

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