9西・東病棟

病棟紹介

9東・西病棟は、<消化器内科>と<内視鏡科>の病棟です。
消化器内科では、消化器系(頭頸部、食道、胃、胆膵・大腸)のがん患者さんに抗がん剤治療や放射線治療を行ったり、胃ろう造設やHPN(在宅中心静脈栄養法)導入による栄養管理なども行っています。
内視鏡科では、早期胃がんや食道がん、十二指腸がんの患者さんにESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)やEMR(内視鏡的粘膜切除術)の治療を行っています。

治療・看護の特徴

学べる看護

抗がん剤治療・放射線療法について

頭頸部・食道・胃・胆膵・大腸がんなどに対しては化学療法や放射線療法を行っています。特に大腸がんの抗がん剤治療はここ数年で最も進歩し、最新の治療を行っています。また、抗がん剤の治験も行っています。治験とは臨床試験の一種で、厚生労働省から薬としての承認を得ることを目的とし、新薬開発の治療を兼ねた試験のことです。

・消化器全般の抗がん剤、免疫療法
・放射線療法
・治験
・栄養管理(胃婁、IVH)

 

胃・食道ESDについて

早期胃がんや食道がんに対して行われる治療であり、開腹手術に比べて患者さんの負担は軽く、入院期間は5泊6日です。
胃ESDの治療件数は全国2位です。
胃ESDは年間約400例、食道ESDは年間約130例、十二指腸ESD/EMRは約50例を実施しています。

・内視鏡治療の看護

症状緩和について

患者さんの苦痛緩和をより効果的に図るために、身体面・心理面・社会面・スピリチュアル側面から苦痛緩和の介入を検討したり、病棟看護師や、多職種と連携を図り、チーム一丸となって介入の糸口を見出します。
自宅療養を目標とする患者さん・家族への栄養指導(HPN、胃婁)では、退院後を見据えて行っています。患者さん・家族のできる力を引き出せるように工夫しています。

・BSC(ベストサポーティブコントロール)の患者の症状緩和、麻薬を使用した疼痛コントロール
・せん妄患者の薬剤の使用や対応
・栄養法指導
(在宅中心静脈、経管栄養法)

退院支援について

退院支援では、スムーズに退院できるように、在宅支援看護師、ソーシャルワーカーなど多職種と協力しています。患者さん・家族に退院後の生活についての不安や心配事を聞きとり、それらに対して丁寧に対応し、安心して療養生活を送れるように支援をしています。

・在宅支援看護師・ソーシャルワーカーと連携した退院支援

 

 

部署の重点的な取組と成果

9東病棟

取組 内容 成果
教育(新人・現任)人材育成 ・新卒者・既卒者のフォローはサポーターやコーチだけでなく、病棟全体で行っています。
・将来的に認定看護師や専門看護師に興味を持てるように、認定看護師教育課程の実習を受け入れ、研修生から良い刺激を受けています。また、専門コースやリンクナースなど条件を満たせば積極的に受講し個々で役割を担い発揮してもらえるようにしています。
新卒者・既卒者ともに、年間での予定通りに、技術の獲得、夜勤独り立ちができています。働きながら、連携大学院に通い、専門看護師を目指すスタッフがいます。

9西病棟

取組 内容 成果
患者・家族への徹底支援を目標に質の高い看護を提供する ・休憩時間の固定化
・タイムスケジュールを管理し、ワークライフバランスを整え、心身共に穏やかに患者と接する
・カンファレンス時間の確保し、チームカンファレンスの充実を図る
・スタッフ間で密にコミュニケーションをとり情報共有を行う
・すべてにおいて確認を怠らず、安全な看護を提供する
・休憩時間を固定化したことで、カンファレンスの時間をしっかり確保できるようになりました。その結果、患者さん・家族の抱えている問題により早くチームで介入できるようになり、質の高い看護を提供することに繋がっています。また、カンファレンスの時間を有効活用し、相談や報告ができ、安全な看護の提供につなげています。看護の楽しさを実感し、進学し資格取得を目標とするスタッフもいます。

病棟の雰囲気

9東病棟

日々看護に悩むこともありますが、看護師同士で、ときには多職種で相談しあいながら、患者さんの最善は何なのかを考え看護を行っています。力を合わせてみんなで頑張ろう!!という前向きなスタッフばかりの病棟です

9西病棟

常に患者さんのことを考え、患者さん・家族を徹底支援するために病棟スタッフ・
多職種で力を合わせています。とても明るく和気あいあいとした雰囲気で、些細なことでも相談しやすく、笑顔があふれる病棟です。

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