GICU
部署の雰囲気
GICUに入室される患者さんは、がんの三大治療のひとつである手術療法の術後急性期の患者さんがほとんどです。そのほかに、経皮的冠動脈形成術後、血液浄化療法を受ける患者さんをはじめ、抗がん剤や放射線治療の影響で、敗血症など全身状態が急変し集中治療管理が必要になった重症患者さんも入室します。
看護の特徴 |
学べる看護 |
GICU看護師の役割は、手術直後や重症患者さんの状態観察、異常の早期発見、ドレーンや装着機器の管理、苦痛と不安の緩和が中心です。早期リハビリテーションやせん妄予防対策など患者さんの安全と安楽が保障され、治療や看護が円滑に進み患者さんの回復が進むことを目指しています。また、複数の診療科や重症な患者さんに関わるため、幅広い知識と実践力を高めることができます。 |
・全身麻酔手術直後の看護 |
部署の重点的な取組と成果
取組 | 内容 | 成果 |
看護実践力の強化 | GICU教育プログラムを編成 ・段階的新任者目標 ・技術チェックリスト ・社会人基礎力評価 |
GICU看護師として身につける必要がある知識・技術が明確となった。目標達成時期は個人が決定するため、それぞれのペースで学習を進めることができた。社会人として多様な人々と関わる基礎的な力を、効果的に育成することができた。 |
多職種カンファレンスの充実 | 長期在室患者など複雑な問題を抱えた患者に対して、多職種カンファレンスを開催 | 問題点とチームでの目標を明らかにできた。 |
病棟の雰囲気
医師やコメディカルと連携した勉強会やカンファレンス、院内外研修に参加したスタッフによる伝達講習会などを開催して、専門職として高め合っています。また、緊急時に迅速に対応できるように技術の訓練なども実施しています。患者さんの在室期間は短い病棟ですが、患者さんが安全に安心して治療が受けられるようスタッフ全員で努力しています。