手術室
部署紹介
手術室では周術期における外科的手術の他、内視鏡合同手術や、検査など年間約4600件 1日平均18~20件の手術を行っています。
様々な診療科、麻酔科、ME(臨床工学技士)、薬剤師、SPDなど多職種で患者や家族の支援を行っています。
外科的治療による手術療法では、最先端治療を行っており、ダビンチ手術や内視鏡的手術、術中CTやナビゲーションシステムを使用したハイブリット手術などを行っています。高齢化や医療機器の進歩によって、今後もさらに増えることが予測されます。
1年目看護師から、10年目以上のベテラン看護師が配属されており、新卒看護師や新人看護師の指導では、コーチが主となり、マンツーマンで指導を行っています。不安なく手術看護が身につくよう手術室スタッフ全体で支援しています。
看護の特徴 |
学べる看護 |
・手術室では、直接手術に携わる器械出し看護・外回り看護を主として手術看護を提供しています。それ以外にも、1日の手術スケジュールをマネージメントするリーダー看護師や手術器械の準備や、翌日・翌々日の手術器材のオーダーをして準備するホール看護師、術前面談・術後訪問を行う看護師がその日の役割によって周術期における手術看護を行っています。 ・外科医師・内視鏡医師・麻酔科医師・看護師・看護助手・ME(臨床工学技士)・薬剤師・SPDなど、個々の役割や知識を生かして多職種でチーム医療を提供しています。 ・外科と内科(内視鏡科)の合同手術「LECS」や再建形成外科によるがん組織を切除した後、組織再建のための合同手術もあり、手術が安全かつ円滑に行えるよう看護師は多職種との連携やリーダー的役割を担っています。 ・医療安全への取り組みも重要で、RM係が手術室で起こったインシデントを分析し、再発防止に力を入れています。 |
器械出し看護師 術前看護 多職種チーム医療 高難度新規医療
内視鏡手術 医療安全への取り組み KYTの実施 |
部署の重点的な取組と成果
取組 | 内容 | 成果 |
チーム活動 | 2チーム制 各チーム課題により、年間計画に沿ってチーム全体で取り組む |
チーム全体で取り組みことによって、部署全体の目標が達成できる、達成感が持てる |
術前面談 術後訪問 |
毎日、担当看護師を決めて、術前面談と術後訪問を実施する | 術前の患者さんの不安の軽減に努め、直接患者さんを見ることにより、個々に合わせたケアの計画を行うことができる 行った看護を術後に評価することにより、看護の質が向上する |
WOC介入 スキンテアや褥瘡予防における取り組み |
WOC介入基準を決め、フローチャートに沿ってWOCと共に患者のケアに取り組み評価する | 専門的視点から指導やアドバイスを受け、知識の向上やケアの質が上がる |
勉強会の開催 | 新人勉強会を実施する 手術室スタッフ全員対象の勉強会年間計画を立て実施する |
学びを深め、専門的知識が身につく |
感染対策 | フェイスシールドの徹底 ダブルグローブの推進 |
患者さんと医療者の感染予防 SSI対策 |
部署の雰囲気
・多様性を理解し、互いを尊重し補完し合って業務にあたっています。
・新卒看護師を受け入れるようになり、新人の特性を生かした教育をクリニカルコーチを中心として、お互いに学びながら、手術室全体でサポートして育成しています。
・ママさん看護師、経験豊かなベテラン看護師が母性あふれる温かい雰囲気で、忙しい中でもお互いに協力しながら楽しく勤務しています。
・クラークさんや6人の助手さんは手術室にとって不可欠で、私たち看護師や医師を支えてくれています。
・医師・ME・薬剤師・WOCなど他の職種から、専門的知識を得て学びながら、スタッフ皆が前向きな姿勢で看護の質や安全の質の向上に努めています。