中央診療
画像診断
治療・看護の特徴 | 学べる看護 |
【画像診断】 当部門では、医師・看護師・診療放射線技師・臨床工学技士など多職種で、他の診療科と連携を取りながら、超音波・CT・MRIなどの各種画像診断機器を駆使し、病態の診断に努めています。また、画像をみるだけでなく、画像をガイドにして組織を採取したり、薬剤を注入したりする診断・治療を行っています。 患者さんに安心・安全な検査や治療、看護を提供すべく取り組んでいます。 |
・肝臓がんに対する化学塞栓療法(TACE)や経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)の治療介助や処置中の看護 ・腎がんに対する凍結療法の治療介助や処置中の看護 ・その他血管内治療やドレナージ、CVカテーテル、CVポート留置の処置介助処置中の看護 ・腫瘍からの出血や術後出血に対する経カテーテル的止血術の治療介助や処置中の看護 |
部署の重点的な取組と成果
取組 | 内容 | 成果 |
造影剤アレルギー発生時の対応 | CT・MRIなど造影剤を使用して行う検査時にアレルギーが発生した時のフローチャート作成や毎年の救急シミュレーション | アレルギー発生時、医師・看護師・臨床放射線技師がそれぞれの役割を意識してよりスムーズに協力して対応できるようになっています。 |
感染症患者対応マニュアルの作成 | COVID-19やVRE患者などの対応について、院内マニュアルをもとに部門内でマニュアルを作成 | 感染症患者の検査・治療が円滑に実施できるようになっています。 |
部署の雰囲気
当部署では子育て中の看護師が多く所属しており、協力し合って業務を行っています。
部署内での教育は、部署で作成したマニュアルやチェックリストをもとに指導者を中心として部署全体で独り立ちできるよう教育を行っています。
医師・看護師・診療放射線技師・臨床工学技士など多職種で業務をしており、日頃から積極的にコミュニケーションを取り、協力して患者さんにより安心・安全な検査や治療、看護が提供できるよう取り組んでいます。
内視鏡室
治療・看護の特徴 | 学べる看護 |
【内視鏡部門】 2) 上部・下部消化管、胆膵、呼吸器領域を内視鏡や気管支鏡を用いて、診断・治療を行っています。また、当院では、カプセル内視鏡を用いて、十二指腸から小腸・大腸にてかけての診断を行っています。医師・看護師・臨床工学技士・診療放射線技師・看護助手(洗浄室助手を含む)などの多職種がチームとなり互いに協力し、専門性の高い技術や知識を習得し、患者さんに安心・安全な治療や看護を提供しています。 |
・上部・下部・胆膵内視鏡、気管支鏡検査や内視鏡で行う全ての治療の介助や処置中の看護 ・止血処置・拡張術・異物除去、塞栓術などの専門性の高い技術の習得 ・鎮静剤・鎮痙剤の使用中使用後の患者の看護 ・内視鏡検査後の合併症や生活での注意事項の指導 ・内視鏡スコープの洗浄・管理 |
部署の重点的な取組と成果
取組 | 内容 | 成果 |
安全に検査を提供する | 検査前後には、血圧・脈拍測定を行ない、問診を行ないながら、不安を軽減するように努めています。検査中、検査後に、容態が変化した場合も、迅速に対応しています。 部署内でも、急変時トレーニングを行ない、不測の事態に対応できるようにしています。 |
検査医と連携を図り、急変の場合はその状況にあった対応が行われています。 |
感染管理 | 使用後のスコープは、病原菌の感染を予防するために、専用の洗浄機で洗浄・消毒を行なっており、スコープ保管庫で管理しています。 感染管理室と一緒に、スコープ保管庫の培養検査も年1回行っています。 |
使用したスコープは、洗浄した履歴が残るようになっているため、他の人に使い回しされる事なく、感染予防が徹底されています。 |
検体の取り扱い | 検査で採取した検体に関して、その場で検体処理をし、他の患者の検体と混じらないように、病理伝票と一緒に専用の検体ファイルに入れて管理しています。 また、病理室へ提出時は、病理伝票と検体が合っているかダブルチェックを行なっています。 |
患者間違いや、検体間違いがなく、疾患の診断につながっています。 |
部署の雰囲気
当部署では、内視鏡技師免許取得者、育休復帰や会計年度看護師が多く所属されており、子育てと仕事の両立を図りながら業務を行っています。経験年数が高いスタッフが配属されているため、看護師として基本的なスキルが習得されており、経験を基に協力して業務を行う雰囲気を持っています。
医師・看護師・臨床工学技士・看護助手・診療放射線技師の多職種が連携して、検査・治療をスムーズに行っています。
部署での教育は、新たに配属されたスタッフには、指導者をつけティーチング・コーチングを行い、自立するまで指導を行っています。また知識・技術の習得のため、教育係りを中心に勉強会の年間計画を立て開催しています。
放射線・陽子線治療センター
治療・看護の特徴 | 学べる看護 |
放射線・陽子線治療センターでは、外照射はもちろん婦人科、泌尿器科においては特殊治療である小線源治療を行っています。 小線源治療を実施している病院は県内では3施設のみです。羞恥心を伴い、長時間を要する治療ですが、安全で安楽に臨めるよう多種職で患者の苦痛や疼痛についてカンファレンスを行いながら実施しています。また従来の放射性内用療法に加え、2022年12月から神経内分泌腫瘍の治療について、ルタテラ治療を開始しました。県内東部地区では当院のみで行っている治療です。患者さんと家族が安全・安心に治療できるよう病棟と連携しながら看護を提供しています。 |
放射線の外照射 陽子線治療 小線源治療(婦人科・泌尿器科) 放射性内用療法(甲状腺がんのアブレーション・神経内分泌腫瘍のルタテラ) など |
部署の重点的な取組と成果
取組 | 内容 | 成果 |
患者指導用ケアマップの作製 | 異動してきた看護師が早期に使用できる、症状に応じた患者指導用のガイド書 | 自己研鑽とケアマップの使用で患者指導に自信が持てる |
ルタテラ治療の準備と治療開始 | 県外ですでに治療を始めている病院に見学に出向き、治療開始までの準備、他部門との連携などを学び、治療開始に至った。 | 2022年12月から6例実施済み |
部署の雰囲気
臨床経験10年以上の経験豊富な看護師が在籍しています。
毎日の朝会では多職種で患者の情報を共有します。
朝の看護師カンファレンスでは、それぞれの経験をもとに、症状マネジメントについて活発に意見を出し合い、患者のセルフケア支援に役立てています。
部署での教育は認定看護師が中心となり、部署内でのミニ勉強会の開催、年1回は院内全看護師を対象に勉強会を開催しています。